『わるい子の嘘』参加作家さまご紹介 byシカトコ

『わるい子の嘘』参加作家さまご紹介 byシカトコ

(*ブログ「ポケットロケット」より抜粋)

 

○奥田さちよさん

さちよさんの作品はたくさんの色が使われていて、エネルギッシュです。
笑っている女の子やモンスターがとっても可愛いのによく見ると無機質に感じられて、
時々ちょっとだけ恐ろしくなります。笑っているのに感情を感じられないってグッときます。
さちよさんみたいな絵を描いてみたい!と彼女の絵を拝見すると思います。
それだけパワーがあって、一度見ると忘れられない素敵な作品を描かれます。

 

○かるきさん

かるきさんの作品は拝見する度に、いつも丁寧に線や色が選ばれていると感じています。
絵の中の少女がそうやってかるきさんにお化粧をされていくように描かれていて、
宝石みたいだなって思います。
少女の身体に残る傷跡も、そこには愛情が込められているような気持ちになりとても愛しくなります。
かるきさんの描く少女をひっそりと育ててみたい…
そんな魅力を教えて下さる作品を描かれます。

 

○黒川ナイスさん

ナイスさんの作品には、こういう少年を探していたんだ!という願いが凝縮されています。
華奢で無表情な少年や青年たちは、ナイスさんの手によって女性が思い描く理想の美少年として描かれます。
美少年や少年というテーマは自分の中ではとても難しいものだと感じていて、
それらを絵の中で自在に操っていることにとても憧れを感じます。
いつか、ナイスさんの作品に描かれるような美少年に会いたい!

 

○下田ひかりさん

下田さんは、中学か高校の時から憧れている作家さまです。
可愛らしい落ち着いた色合いの中に表情の読み取れないこどもたちが存在する、
その画面を見るとドキリとします。
遠くからそっと見守っていたい、でも、本当は手に入れたい。
そんな儚い下田さんの子供たちにずっと魅了されています。

 

○ぽんぽなさん

ぽんぽなさんは、多くのモチーフと色を使った作品を描かれます。
その世界観は、画面の外へも広がっていくような不思議な感覚にさせられます。
まるで夢の中を共有しているような幸福感を感じます。
たくさんの色が同じ場所に存在し、それぞれがバランスを取り合っているところが
とても魅力的だといつも思います。
一度、ぽんぽなさんの頭の中をみてみたい!と思います。

 

○むらいゆうかさん

むらいさんの作品は、拝見する度に「!」となります。
神様がいたり、モチーフと題名が不思議な関係にあったり、苺に翼があったり。
だからむらいさんが新しく作品を発表される度にとても楽しみにしています。
こんどはどこからくるだろう?笑ってしまうかな、泣いてしまうかな、とワクワクしながら作品を拝見しています。
そういった楽しい感覚は創作物には大切だと思っているので、
むらいさんの描かれる絵にとても憧れを抱いています。

 

○やすだゆうかさん

ゆうかさんの作品は、パワーが凝縮されたような、強い感情の込められた作品を描かれます。
そのパワーの中には、可愛さや幸福感、負の感情、色々なものが混ざり合って
絵の中の少女たちを支えているように見えます。
でも、絵にダイレクトに描かれた感情とは別のものがどこかに隠されているような感覚にもなります。
明るく笑い、悲しみ、怒る少女たちは、見る人の心に焼き付くほどの力を持っていて
そして愛すべき存在だと感じます。

 

 

シカトコ